診療内容


シャントの管理にはスタッフ一丸となり取り組んでおります。必要な患者様は、シャント超音波検査を定期的に行い、早期発見・早期治療に取り組んでおります。
シャントの治療が必要な場合は手術やカテーテル治療(シャントPTA)を日帰りで行うことが可能です。 (入院治療が必要な場合や、ケースにより他院へ紹介いたします。)




 血液透析治療において血管アクセスは、治療の命綱とも称される重要な役割を担うものです。血液を取り出し、浄化した血液を送り返すために、常に良い状態の血管アクセスが存在することが良い血液透析治療の前提になります。その血管アクセスを良い状態に保つためには、定期的なチェックで異常を早期に発見すること、及び異常が認められた場合に適切な方法で遅れずに治療することが重要です。
 現在血管アクセスの異常を早期にチェックするために有用なのは、まず第一に透析スタッフによる日々の観察ですが、現在では超音波による血管アクセス検査の有用性が注目され定着しつつあります。当施設では、血管アクセスに対する超音波検査には早くから取り組み、血管アクセスの異常を早期に検出するための超音波検査が現場で定着しています。臨床的観察や超音波検査により、異常が認められた場合の治療には大きく分けて、外科手術治療とシャントPTAと呼ばれるカテーテル治療がありますが、現在では多くの場合でまずは、カテーテル治療を実施します。当施設では2011年に関連の北八王子クリニックに菅野靖司先生が院長として赴任して以来、この治療に取り組み現在までに500件以上の治療実績があります。透析シャントPTAは、X線透視下もしくは超音波下で血管アクセスを観察しながら実施します。  
 血管アクセスの外科手術治療に関しては、当院にも専用手術室があり、当院でも手術治療を受けることができますが、血管アクセスの状態やその緊急性の度合いに応じて連携実績のある施設に手術治療を依頼しています。